日経平均が一時1000円近い大幅な下落!

日経平均が大きく下落している。本日だけでも一時1000円近い大幅下落。終値は27800円まで戻したものの、一時27500円を割り込むまで下がった。8月末から9月の前半で3000円ほど上げたのに、すっかり元に戻ってしまった。

原因は、中国の不動産大手である中国恒大集団が33兆円もの負債を抱えた上での破綻リスク、7年ぶりの原油価格高騰、グローバルなインフレ懸念、アメリカの債務上限問題や長期金利の上昇懸念など。これにより投資家のリスク回避の動きが強まっているのだ。

先月の急上昇もすごかったが、ここ数日の下げもそれを上回る急降下である。月足で見る長期のトレンドはまだ上昇傾向だが、短期的には相当怪しい雰囲気になっている。

局面の変化が急過ぎて、先月の急上昇について行けなかったが、今回の急降下にも同様にお手上げ状態である。特に今回は上昇ムードの印象が強すぎて、下落しそうだと感じてはいたものの、この3日間の大幅下落がまったく生かせなかった。現局面だけ見ればマイナス材料ばかりで下落も当然なのだけど、それまでの勢いが強かっただけになかなか気持ちがついて行かない。

しかし不思議なことに、上昇局面ではいいニュースが、下降局面では悪いニュースが次から次に湧いて出てくる。なのでトレンドの変化をつかむのに、ニュースを、特に経済ニュースを注視することはとても重要である。ということが解かってはいるのだけど…。

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