新総裁になったのはやっぱり岸田文雄氏

自民党の総裁選は、最初は河野太郎氏が独走するくらいの勢いだったが、途中からだんだん失速し、最近では決選投票で岸田文雄氏が逆転するだろうという見方が強くなってきていた。決選投票は上位2人で行うので、高市早苗氏の票が岸田氏に流れるというという観測だ。

私自身は高市氏の政策や考えが一番しっかりしていると思っていたが、決選投票になるのは河野氏と岸田氏だろうというのは、評論家の方々と同じ予想である。1回目の投票では河野氏が1位で岸田氏が2位、決選投票で逆転して岸田総裁誕生というのが大方の予想だった。

ところが選挙というのはわからないもので、1票差という僅差ながら1回目から岸田氏がを1位を取ることに。1回目で過半数を超えるトップを取れなかった以上、河野氏に勝ち目はなく、決選投票はもう結果を見るまでもない。予想通り岸田氏の勝利となった。

今回は女性2人が立候補したことで、なかなか面白い総裁選になった。そして高市氏が、安倍前総理の強力なバックアップがあったとはいえ、予想以上に票を集めたのが河野氏にとって痛手だっただろう。

岸田総裁が次の総理大臣になるわけだが、新型コロナ対策や米中対立、経済対策、尖閣その他の防衛問題など、問題は山積である。その手腕はいかに。

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