カメラの記事をアップしていなかった

カメラはリコーのGR DIGITAL3をずっと使っていたが、暗所性能と1/1.7インチの撮像素子に限界を感じて、3年ほど前にキヤノンのPowerShot G9X Mark2を買った。このことを記事として書いたつもりでいたのだが、よく調べてみるとまったく触れていなかったので、今更だけどアップしておくことにした。

G9X Mark2は暗所性能もGR DIGITAL3より上がっているし、撮像素子も1インチで大きい。それにGR DIGITAL3のレンズはは28mm固定だが、G9X Mark2は28mm〜84mmの3倍ズームで、活用範囲が広がると期待できたのだ。ただ28mmで比べると、さすがにズームより焦点距離固定のGR DIGITAL3の方が、全面シャープなレンズとなっている。G9X Mark2のレンズは中央部はいいのだが、周辺部に流れが発生するのだ。あまり細かく見なければ気にならない程度だが。

リコーとキヤノンでは写真の色合いが違うので、最初は違和感があったがすぐに慣れた。木の葉の描写でいうと、GR DIGITAL3は青っぽくて暗め、G9X Mark2は明るく赤っぽい。カメラ自体の色合いの調整はGR DIGITAL3の方が細かくできた。

総合的な画質は、撮像素子が大きくて画素数の多いG9X Mark2の方がやはりいい。1/1.7インチと1インチではだいぶ違うのだ。

G9X Mark2の最も気に入っている点は、軽量コンパクトであるということ。バッテリーパック、メモリーカード込で206gである。重さはGR DIGITAL3とそんなに違わないのだが、横幅が1cmくらい小さい。このサイズで1インチの撮像素子なのだから、コンパクトカメラとしては十分である。

気軽にどこでも持っていけるのというのは、私にとって必須条件なのだ。大きくて重いカメラは使いたくない。このカメラなら、バッグに入れていても苦にならない。それにカメラのデザインも気に入っている。

3年前に38000円で買ったのだが、現在はどういうわけか値段が上がっていて、価格コムで見ても44000円〜49000円の間で上がったり下がったりしている。以前の常識だと、カメラの価格はモデル末期に向かってだんだん下がっていくのが当たり前だったのだが、なぜ逆に高くなっているのだろうか。スマホの影響でコンパクトカメラはもう以前のように2、3年ごとに新機種が出るような状況じゃなく、価格推移の仕方も変わったのかもしれない。

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