白い皿に艷やかな赤いサクランボ。この季節らしい色合いと味だ。サクランボといっても、日本のものではなくてアメリカンチェリーである。日本のものは高価でなかなか気軽に食べられるものではない。ただ私は、元々このアメリカンチェリーの味と色合いが好きである。
濃厚な甘酸っぱさと真っ赤な色合い。おいしいだけでなく、絵になる。サクランボのイメージそのまま。
子供ころにパフェに載っていたのも、みつ豆に入っていたのも、シロップ漬けの赤いサクランボだが、あれは日本のサクランボを色付けしたものだろうか。
アメリカンチェリーは、日本のサクランボのちょっとグラデーションのある淡い色合いとはかなり違う。本当に真っ赤っ赤。
白い皿に赤いサクランボ。鮮やかで涼やかな初夏の味覚。
