山林は意外と安い

この間の足利の山火事について「足利山火事、賠償額は5千万円超え?」という記事があった。日本では年間700ヘクタールほどの山火事があり、損害額は3億6千万円くらいなのだとか。今回の足利の山火事は106ヘクタールの消失なので、700ヘクタールの約1/7になり、損害額も3億6千万円の1/7の5千万円という計算らしい。

これを見て思ったのは、山林は意外と安いのだということ。100ヘクタールというと、1km四方にもなる。こんなに消失してたった5千万円程度だとは。ちょっと高い家1軒分くらいである。

通常、失火による火事では責任を問われないが、タバコのポイ捨てやバーベキューの炭を放置した等であるなら、重過失として損害賠償責任を負うかもしれないし、また重過失失火罪で刑事責任を問われる可能性もあるということだ。

山頂付近の休憩所のベンチが黒焦げになっていたということで、ハイカーの火の不始末が原因なのではという見解が出ている。ただ山の中の出来事なので目撃者も無さそうだし、周辺の防犯カメラの映像でどこまで犯人を特定できるかはわからない。

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