ファーストリテイリング(ユニクロ)の株価が大きく下がっているのは

NTTは4月からの総額表示に対応するahamoの値下げで一時的に株価が下がったものの、すぐに元に戻った。ユニクロのファーストリテイリングは同じ値下げにより最高110000円だった株価が95000円を割り込むまでになっている。10%以上の下落である。この違いはなぜなのか。

よく考えてみると、ahamoはNTTドコモの料金プランの一部でしかない。それに比べてユニクロは全品値下げなのだ。いま付いている税別の値札が、12日からはそのまま税込みの値札になるのだから、全品10%近い値下げになる。そのため収益の減少が懸念されて、株価下落となっているのである。

しかし元々ユニクロは毎週末にかなりのアイテムの値引きセールをやっているのであり、それほど大きな影響があるのかなという気はする。1990円が2189円という表示になったり、2990円が3289円の表示になったりするよりは、売上も落ちずに済むはずだ。

ファーストリテイリングの株価が今後どのように推移するのか興味を持って見ている。3月、4月の売上が対前年比でどうなるかで、市場の答えは大きく変わってくるかもしれない。

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