ワクチン打つや打たざるや

コロナワクチンの調査で、現役医師の約40%が「打ちたくない」と答えたそうだ。ワクチン開発を始めてようやく半年経った程度であり、どういう副作用が起こるかわからないからという理由である。

ワクチンというものは数年かけて安全性を確かめるのが常道なのだから、医師の懸念はもっともだ。私も、今のワクチンは安心して接種できる状態ではないと思う。

現在使われ始めたワクチンは「有効率90%超」とかいうものもあるが、この有効率は誤解しやすいので注意が必要である。100人のうち90人に有効というわけではないのだ。

ワクチン非接種者を1000人、接種者を1000人、それぞれサンプルとした場合、非接種者のうち100人が感染し、接種者のうち5人が感染すれば有効率は95%ということになる。非接種者の中の感染者100人と接種者の中の感染者5人を比べて有効率95%というわけである。

上記のように、ワクチン非接種者も、もともと9割の人が感染していない。それでも有効率は95%となる。有効率95%と言われると、なんとなくワクチン接種によって1000人中950人が感染しないと思いがちだが、もともと900人は感染しなかったりするわけである。1000人のうち950人に効く、というわけではないのだ。

日本全体、世界全体で考えれば、多少の犠牲は出ても流行を抑えられればいい、というロジックなのだろうけど、その犠牲者が自分にならないとは限らない。安全性ということをよく考える必要はありそうだ。

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