ゴルフは今、女子のトーナメントが面白い

ゴルフの女子プロは今年も逸材が何人も目立ってきている。特に活躍しているのは笹生優花古江彩佳。この二人は現在の賞金ランク1位と2位である。笹生はまだ19歳のルーキー、古江も20歳で、昨年秋にプロになったばかりだから実質ルーキーイヤーと言ってもよい新人だ。

昨年は渋野日向子がメジャートーナメントである全英女子オープンで優勝し、賞金ランクもトップ争いをして大変活躍したが、渋野にしたって先日22歳になったばかりで、昨年はルーキーイヤー。もう毎年のように逸材が出てくるのである。

だからトーナメントも面白い。他にも小祝さくら、勝みなみ、河本結、稲見萌寧、原英莉花、西村優菜、仲宗根澄香、安田祐香、などなどデビューして何年も経ってない有力な新人が目白押しで、誰が優勝してもおかしくない状況なのだ。そこに申ジエ、ペ・ソンウ、イ・ミニョンなど強力な韓国勢がからんでくる。もう女子のトーナメントしか見なくなった。男子のトーナメントは知らない人が多くなって、なんだか面白くなくなったのだ。

2020年度は現在のところ、女子の賞金王の方が男子よりも金額が多い。倍以上だ。今年は中止になったトーナメントが多く、男子はたった4つだけしか開催していない。しかし女子は13も行われているのだ。なぜだかわからないが、開催数にこんなに差があるのだから致し方ない。

それにコロナで中止にならなかったとしても、そもそも女子の方がトーナメント数が多いのである。なぜかというと、近年女子のトーナメントの方が人気があるからだ。各トーナメントの賞金は男子の方が高いけど、トーナメント数は女子の方が多いから、賞金王の金額はここ数年どっこいどっこいなのだ。

飛距離や豪快さ、技術という点では、男子プロの方が格段に上なのだが、人気では女子プロの方が上。顔や名前を知っているプロも女子の方が多いし、面白いから女子のトーナメントばかり見ることになる。

男子プロは何か手を打たないと、だんだんトーナメントが減少して実入りが減ることになっていく。スポンサーからすれば、賞金が安く済む割に人気のある女子トーナメントの方が費用対効果が高いのだから。

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