大平山で紅葉を見る/天山、大平山神社、とち乃実大福、道の駅しもつけ

先日の日曜日に足利の友人Yが久しぶり遊びに来た。例によってiPhoneに落とし込む音楽の録音の件だ。CDやUSBメモリなどを受け取り、ランチに向かう。今回は栃木市岩船町にある中華の「天山」。

「天山」はテレビで何度か見たことがある。山の中にポツンとあるバラックの店で、見た目とは裏腹の絶品中華が食べられる、知る人ぞ知る店ということで紹介されていた。

しかし行ってみると、全然山の中とかではなくて、通りから裏道にちょっと入っただけ。周りが林のようになっているから、カメラのアングルによっては山の中のように見えなくもない。テレビマジックだった。ただ店そのものはやはりバラックで、一見するとあまり入りたいとは思えない作りである。

8席しかないカウンターはほぼ満席で、脇の勝手口みたいな所から入る座敷に通された。すぐに座敷も埋まり、もうちょっと遅かったら待つハメになるところ。

メニューは壁に貼り出してあり、麺類5、6種と鳥料理、エビ料理が合わせてやはり5、6種だけである。あとギョウザ。しかし友人によるとチャーハンも食べられるということなので頼んでみる。友人は芝麻醤麺(汁無しゴマ味辛味麺)、それとギョウザも1皿。

チャーハンはかなりあっさりした味で、私的にはイマイチ。ギョウザがあったからいいが、チャーハンだけだとつらい。友人の芝麻醤麺を一口もらうと、こっちは山椒が効いていて香りもよく、かなり辛いけどうまい。やはりここはウリである麺類を食べるべき店のようだ。隣で食べていたエビと銀杏の塩炒めもうまそうだった。

外に出るとバイクが何台か停まっていて、1台カッコいいのが目についた。あとで調べるとホンダのワルキューレという車種で1500ccもの大排気量バイクである。エンジンも珍しい水平対向6気筒エンジン。水平対向エンジンのバイクはBMWだけかと思っていたが、ホンダにもあるとは初めて知った。車にだって水平対向エンジンはスバルとボルシェしかないが、バイクではさらに希少だと思う。

友人が紅葉でも見ようというので、大平山に行ってみることに。山道を登っていくと、若干渋滞していたが無料の駐車場に入れることができた。駐車場近くの細い階段をかなり登ると太平山神社の脇に出る。827年に慈覚大師によって創建されたという、由緒正しい神社である。今までちょっと下の茶店が並んでいる所までは何度も来ているが、神社まで登って来たのは初めて。コロナの終焉をお願いしておいた。

神社から少し下ると茶店がずらっと並んでいて、その向かい側あたりが紅葉の見所である。以前に来たときは一面の紅葉で素晴らしくきれいだったが、今回はまだまだという感じで緑の部分が多かった。一部かろうじて紅葉しているところをなんとか楽しむ。

茶店で「とち乃実大福」というのを買って食べてみた。意外とおいしい。餡は普通だが、皮の部分にほのかに栃の実の風味が漂う。

裏を見たら、なんと作っているのは小山市の「榊屋」というメーカーだった。この工場の前は何度も通ったことがあり、製麺所だとばかり思っていたのだが和菓子メーカーだったとは意外。スイーツのオンライン販売をしている。
https://sakakiya.jp

大平山は紅葉だけでなく、桜やあじさいの名所でもあるので、混み合う時期が年に3回もある。大渋滞となるので、あまり行かないけど。

帰りは駐車場まで車道を歩いていくと、途中で太平山神社の大きな山門に出る。本来はここをくぐってから真っ直ぐ階段を登って神社まで行くのであるが、上を見上げるとかなりの段数があって気が遠くなりそうだ。

栃の実の大福が意外とおいしかったので、他にも栃の実スイーツがあるかもと期待して「道の駅しもつけ」へ。相変わらず混んでいる。

栃の実スイーツは無かったが、切り落としのお得用干しいもを購入。300gで680円だから、通常の干しいもの半額以下である。

ここの道の駅はいつもバイクが異常に多く、特にスタバの周りをぐるっと取り巻くようにたくさんのバイクが停まっていて、一休みしようにも近寄りがたい雰囲気がある。別に悪いことをしているわけではないのだが。

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