やたらたくさんの病気にかかっていたベートーベン

「ららら♪クラシック」のベートーベン特集によると、ベートーベンは非常にたくさんの病気にかかっていたそうだ。あんまり多すぎて驚いてしまうくらい。

・アルコール過剰摂取による神経疾患
・肝臓・すい臓疾患、黄疸、肝硬変
・リウマチ
・慢性的な腹部疾患
・糖尿病による目の不調
・痛風による抜歯
・肺炎
・発疹チフス
・耳の痛み、高音の聴力を失う、難聴
・痔
・指の化膿性炎症
・熱・痛みを伴う下痢

これだけたくさんの病気にかかっていて、よくあれだけたくさんの名曲を作曲できたものだ。特に耳と指の病気は作曲活動に直接影響するはずなのに。どうもベートーベンは酒が大好きだったようで、そういえばよく見ると、酒が原因のような病気がいくつもある。

東京の友人Mもベートーベンに似てたくさんの病気にかかっている。肝臓、大動脈解離、リウマチ、腹水、食道静脈瘤、他。意識不明になったこともあって、何回か死にかけている。

足利の友人Nもまた病気の大家だ。白血病、心臓の弁の手術3回、バセドウ病、糖尿病、などなど。心臓の弁を手術するときは心臓をいったん止める。その間は人工心肺にて生きているのだ。手術の度に心臓を止めたわけで、都合3回も心臓が停止した男なのだ。また白血病のときは、治る確率が5%程度だったらしい。フェニックス(不死鳥)と呼んでもいいかも。

私などは先日歯医者で6、7年ぶりに健康保険証を使ったというくらい、病気らしい病気にかかっていない。ずいぶん不公平なようだが、他の面であまり得をしていないから収支トントンというところだろう。でもまあ大きな病気にかかるということは実に大変で、気の毒なことだ。ちょっと話を聞いただけでも非常にしんどそうなのである。大病が簡単に根本的に治るような日が来ればいいのにと思う。

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