東京証券取引所でシステム障害が発生して、全銘柄の株式の売買が停止した。取引開始時間の９時からずっとである。誰も売買できないのだ。システム障害による取引の全面停止は２００５年にもあったそうである。
そして昼過ぎに、東京証券取引所は終日売買停止を発表した。原因の特定ができないらしい。だからシステムの復旧ができないのだ。売買を処理する基幹システムの「アローヘッド」は正常なようだが、株価情報などを配信する情報系のシステムに障害が発生しているということである。正しい株価情報が証券会社等に伝わらなければ、売買注文の出しようがない。
どうせ誰も売買できないのだから、システム障害が株価に及ぼす影響についてはさほどでもないと思うが、大きなポジションを持っている人はシステム復旧まで気が気じゃないかもしれない。思いもよらないことが起こるものである。明日までに復旧させることができるのだろうか。
