NHKの「ららら♪クラシック」で、トランペットとコルネットとフリューゲルホルンの音色の違いを聴くことができた。
トランペットは一番フォーカスが合った感じ。
フリューゲルホルンはコルネットにさらに響きが乗った感じ。
これらを聴いていて思い出したのが、キャスリーン・バトルとウィントン・マルサリスのバロック・デュオ「ヘンデル/輝かしいセラフィムに」。天上の響きという感じがする。
スカルラッティも死ぬほど素晴らしい。
ウィントン・マルサリスはもともとジャズの人であり、こんなデュオのアルバムが出るなんて想像もできなかった。そしてまた呆れるほど素晴らしい出来なのだ。キャスリーン・バトルの上品な歌声とウィントン・マルサリスのトランペットの響きがこんなに合うなんて! バトルの声の柔らかさ、マルサリスの音色の柔らかさがちょうどマッチするのかもしれない。私の愛するアルバムの1つである。
マルサリスの本業であるジャズの方の演奏は、申し訳ないがほとんど聴いたことがない。私にとって、マルサリスはクラシック演奏家としてのみ存在している。