なぜ移動制限が県単位なのか

本日から県をまたぐ移動の自粛を全面的に解除するということだが、そんな自粛のことはもうとうに忘れていた。まだそんなことを言っていたのかと驚いたくらいである。先月県内の道の駅に行ったときには、茨城ナンバーの車がたくさんあったし、伊豆ナンバーとかずいぶん遠い所の車もあった。

県をまたいだ移動は自粛」というのは非科学的かつ意味不明である。県境に住む人は、県の反対側まで100km近く移動するのは良くて、隣の県までほんの数kmの移動はダメだということになる。なんともいい加減な話なのだ。

本当に移動がダメならば、自宅から何km以上がダメとか、何km以内なら良いとかじゃないといけない。そしてその距離を徐々に長くして緩和すればいいのだ。県単位の移動制限というのは極めていい加減である。また縄張り根性丸出しであり、非常に狭量でさもしい。

だから知事同士でやり合ったり、他の県の批判になったりするのだ。日本人は民度が高いなんていう割には、貧しい心根があらわになった。指導者たちががこの程度なのだから情けないことである。

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