点ピンの麻雀ごときが賭博?

もうすっかり話題にならなくなったが、黒川検事長が賭け麻雀をやっていたという問題で、点ピン賭博だなんていうのだから笑わせる。もう何十年も前の学生だって点5くらい普通だった。点ピンでやっている連中も当然いた。学生でもやるようなレートで「賭博だ!」なんてメディアや野党が騒ぐのだから笑ってしまう。検事という職務上、賭け事はよろしくないというのはわかるが、賭博賭博と連呼されると却ってバカバカしくなる。

点ピンというのは1000点100円として計算するレートのことである。点5は1000点50円。麻雀は普通25000点を持って開始するが、全部無くなることはほとんどない。半荘一回、小一時間かけて2〜3千円程度の勝ち負けである。これが賭博だって? こんなものはただのゲームだ。

賭博ならそこいらじゅうにいくらでもある。パチンコ、パチスロ、競馬、競輪、競艇にオート。大っぴらに毎日賭博に明け暮れているではないか。競馬等は一度に十万円単位で賭けることもある。パチンコ、パチスロだって1時間に1〜2万円使うことも珍しくないし、一日で十万円前後の勝ち負けになることもある。それに比べれば、1時間前後かかる半荘で精々数千円程度しか動かないような麻雀のどこが賭博なのかと思う。

日本中、津々浦々に存在している賭博場を放っておくくせに、点ピンくらいのみみっちいレートの麻雀を賭博と呼んで騒ぐのが実にバカバカしい。そんなに賭博が問題なら、パチンコ、パチスロ、競馬、競輪、競艇、オートなどを全部廃止すればいい。そっちを先決すべきだろうと思う。

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