アメリカの新規失業保険申請件数が６６５万件になった。先週３２８万件と普段の１０倍になって驚いたばかりだが、さらに倍増してしまったのである。普段の２０倍、リーマンショックのときの６６万件と比べても１０倍だ。武漢ウイルスはアメリカ経済にも大きな猛威を振るっている。
ただしダウは４７０ドルも上昇。トランプ大統領の「サウジアラビアとロシアが近く減産で合意するだろう」との発言により、原油価格が下げ止まるという期待が高まったからだ。また近々OPECとロシアなどで会合を開き、市場安定に向けて協議するようである。前回の会合では協調減産が合意できなかったが、今回はどうなるか。原油価格は会合の行方次第で大きく動くかもしれない。
結局、増加はある程度予想されていたこともあって、記録的な新規失業保険申請件数よりも、原油価格の動向のほうがダウに与える影響が大きかった。
先週の新規失業保険申請件数の記事
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