またまたダウが大暴落で、下落の新記録!

昨夜のアメリカのダウは2997ドルもの大暴落。先週記録した2352ドルをさらに超える過去最大の下げ幅を記録した。取引時間中の下落幅は3000ドルを超えることも。これでダウは20188ドルとなり、先月の最高値29000ドルから30%以上下落したことになる。

欧米で入国制限や移動制限が広がり、経済への悪影響が大きくなるという不安が増大したようだ。米連邦準備理事会(FRB)の1.00%の緊急利下げや量的緩和再開も、不安を鎮める役には立たなかった。結局、武漢コロナウイスル(新型コロナウイスル)の終焉が見通せないからなのだ。

VIX指数(恐怖指数)も83に達した。これはリーマンショック時の89にかなり肉薄した、ほとんどあり得ないような数字である。VIX指数を上昇させるような他の主な出来事、ギリシャ通貨危機、アメリカ同時多発テロ、アジア通貨危機などでも50は超えなかったのだから。

それだけ今回の武漢コロナウイスル感染拡大は、経済的にも危機的な状況だということである。工場の生産停止や商業施設の閉鎖など、こういう状況が長引くほど打撃は大きくなる。

ダウが大暴落した割に、日経平均の終値は9円の上昇とほとんど変化なし。もっとも前場は600円下落から600円上昇と、値幅は1200円くらいあったのだが。

中国の感染がピークを越えたらしき感がある。韓国もだんだん感染者の増加が落ち着いてきたようだ。これで日本、米国、欧州も増加が止まれば、現在のようなパニック的状況が収まるだろう。ただ米国や欧州は始まりが遅かった分、ピークはまだまだこれからだ。

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