ルドルフじゃなくて、ピーター・ゼルキン

ピアニストのピーター・ゼルキンが亡くなって、最初にこの報を聞いたときはお父さんのルドルフ・ゼルキンと勘違いした。学生のときにルドルフ・ゼルキン/ロンドン交響楽団のモーツァルト/ピアノ協奏曲23番のレコードをよく聴いたので、ゼルキンとなるとルドルフとなってしまうのだ。しかしお父さんの方はもうとうに亡くなっているわけで、もし生きていたら100歳を大きく超えていることになってしまう。

ルドルフ・ゼルキンのモーツァルトは端正な演奏で好きだったが、後にお気に入りは内田光子/イギリス室内管弦楽団に取って代わられることになる。それ以来ゼルキンの演奏はほとんど聴いていなくて、ピーター・ゼルキン没のニュースで、久しぶりにゼルキンという名前を聞いたのだ。

しかしピーター・ゼルキンの演奏は聴いたことがない。お父さんの方は知っていたが、息子の方は存在を知らなかった。結構たくさんのCDが出ているようなのに。

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