1年ぶりに都内へ/ハンマスホイ展、トルコ料理サライ、アンテナショップ巡り、イノダコーヒー

先月31日の金曜日に、1年ぶりに都内へ出かけてきた。武蔵野市の友人Mと新年会のようなものである。友人は年末に入院したばかりだし、たまには顔を見ておかないと。

上野駅で待ち合わせて上野公園へ。寒桜が咲き始めている。上野に来たのは、東京都美術館で「ハンマスホイとデンマーク絵画」展を見るためだ。

東京都美術館には一旦B1Fに降りてから入る。展示室は3フロアあって、エスカレーターで移動する。展示室をエスカレーターで移動する美術館というのはあまりない。池袋の東武美術館もそうだったが、今は無くなってしまった。セゾン美術館、伊勢丹美術館、三越美術館など、昔は百貨店に美術館がたくさんあったけど、今は全滅。百貨店不振の時代にあって、もうそういう余裕がないのだろう。

ハンマスホイの画風は静謐そのもの。北欧デンマークというイメージにもピッタリくる。好きな画家の一人である。

ハンマスホイの義兄のビーダ・イルステズの画風もハンマスホイに似ているが、ハンマスホイよりもちょっと暖かい色合い。

しかし同じデンマークの画家でも、ヨハン・トマス・ロンビューの風景画などはしっかり描きこんだわりと鮮やかなものである。当たり前だが、簡単にデンマークで一括りにはできない。

上野公園には東京都美術館の他に上野の森美術館、国立西洋美術館、国立博物館、国立科学博物館、東京文化会館など文化施設がたくさんある。なので派出所もこんな感じ。オブジェみたい。

友人は退職したら故郷の秋田に帰る予定なので、東京にいるうちに珍しいものでも食べようということで、今回のランチはトルコ料理。銀座の「サライ」へ。

まず「EFES」というトルコビールを飲む。これはなんだかピンとこない味。

店内はなかなかいい感じ。ミラーボールがあるということは、夜になるとベリーダンスを踊ったりするのかもしれない。

ヤプラック・サルマ(ブドウの葉のピラフ包み)
これはイマイチだった。風味がビミョー。

ビュッケ(前菜、4種類のディップ)
ひよこ豆のディップとほうれん草&ヨーグルトのディップがうまい。赤いのはピリ辛。もう一つはポテサラ風。ピタパンにつけて食べるのだ。

カリデス・ギュヴェッチ(エビとトマトソースのトルコ風シチュー)
シチューには全然見えないけど、エビの風味が濃くておいしい。

ドネル・ケバブ(牛肉のケバブ)
やさしい味。逆に言うとあまり特徴がない。もっとトルコを感じさせる香辛料などが使われているかと思ったが、そういうわけではないようだ。やはり中近東の料理は羊を食べないと、らしさが味わえないかも。羊肉は牛肉に負けず劣らずおいしいし、しかも牛肉よりヘルシーだ。

チャイ(紅茶)
これは普通に紅茶。勝手に香辛料などが使われているかと思ってたけど、そういうこともない。インドのチャイとは違う。

サービスで出てきたデザート。なんだかわからないが、わりとおいしい。すごく甘いという話だったが、それほどでもなくちょうどいい。

トルコ料理は全体的に日本人の口に合うと思う。ひどく辛くもないし、きつい香辛料も感じない。食べやすい味である。初めての本格的トルコ料理はなかなかおいしかった。ただビールのお代わりはモルツに変更。

午前中は曇ったりすることもあったが、午後はピーカン。秋田、高知、茨城などのアンテナショップをあちこち覗いて銀座をブラブラする。

東京駅までたどり着いて、大丸のイノダコーヒーで休憩。イノダコーヒーといえばこれ、というらしき「アラビアの真珠」という名称のブレンドコーヒーとフォンダンショコラを注文。友人はフルーツパフェ。友人は水分制限があって、1日800mlまでだからそんなにホイホイとコーヒーなどを飲むわけにはいかないのだ。

正直「アラビアの真珠」は名前だけ。私のあまり好きでないモカベースということもあるが、たいして(というか全然)おいしくはない。これで700円とは。100円のセブンカフェの方がマシだ。他のコーヒーも私の好きじゃない銘柄ばかり。

またフォンダンショコラは全然トロっとしてない。これをフォンダンショコラと言っていいのか?ちなみに添えてある生クリームは無糖である。まったく甘くなくて、これも好みではない。どうもイノダコーヒーは、私とは全面的に相性が悪いようだ。

改札口に向かって歩いていると、やたら長い荷物を持っている外国人が数人いる。この中身はいったい何なのだろう。

帰りの電車は暖房が効き過ぎていて、暑くて気持ちが悪くなってしまった。たまの遠出で疲れたのもあったせいか、翌日も体調悪し。

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