ナスターシャ

懲りずに年末にまたベストテン対策で映画を見た。「ナスターシャ」。「灰とダイヤモンド」で有名な巨匠アンジェイ・ワイダ監督の作品なので、てっきりポーランド映画かと思ったら日本とポーランドの合作。それもそのはず、坂東玉三郎と永島敏行の二人芝居の映画なのだ。セリフも日本語。

映画の原作はドストエフスキーの「白痴」である。学生の頃に読んだけど、映画はずいぶんイメージが違う。それにハッキリ言ってあまり面白くない。原作は結構面白かったのに。結局これは表現の追求的な、監督がやりたいことをやって満足しているという映画なのかと思う。玄人受けはするかもしれない。

映画そのものよりも、どういう経緯でアンジェイ・ワイダ、坂東玉三郎、永島敏行という取り合わせになったのか、そっちの方が興味があるところ。1994年製作。

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