ソガ隊員(阿知波信介)が「血と砂」に出ていた

「血と砂」という古い戦争映画を見ていたら、阿知波信介がちょい役で出ていた。阿知波信介はウルトラセブンのソガ隊員を演じていて、そっちでは馴染みだが映画で見るのは初めてである。ソガ隊員としての印象が強いので、映画を見ていて急に出てくるとアレっと思ってしまうのだ。

阿知波信介は役者としては大成しなかったけど、三船プロダクションに入り多岐川裕美のマネージャーとなり、その後多岐川裕美と結婚する。そして紆余曲折を経て芸能プロダクション「アクターズプロモーション」の社長となった。1997年に離婚し、2007年に鹿児島で自殺している。

「血と砂」は岡本喜八監督、三船敏郎、佐藤允、伊藤雄之助、仲代達矢、団令子、他主演。1965年製作。

曲がったことのきらいな小杉曹長(三船敏郎)は転属先で隊長をなぐってしまう。その経緯から戦闘経験のない少年兵軍楽隊を率いて最前線の砦の奪還を命じられる。首尾よく奪還には成功したが...。

現代の戦争映画はヒリヒリとしていて息苦しいものが多いが、「血と砂」はどこか呑気でおおらかである。団令子が演ずるのは、お春さんという名の明るく人気者の朝鮮人慰安婦。

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