今年見た映画はあまりたいした作品が無く、ベストテン作成がかなり危ない状況なので良さそうな作品をいくつかレンタルした。岡本喜八監督「血と砂」、テオ・アンゲロプロス監督「永遠と一日」、ルイス・ブニュエル監督「この庭に死す」、ロバート・アルトマン監督「ショート・カッツ」。
どれもつまらなくはなかったけど、かといってさほど面白いわけでもない。あせってレンタルしたけど、そもそもアンゲロプロス監督作品なんて面白いわけがないのだ。映像はきれいだし芸術的かもしれないが、面白いというのとはまた別だ。
ブニュエル監督「この庭に死す」も特にどうということのないものだった。シャルル・ヴァネル、ミシェル・ピコリ、シモーヌ・シニョレなどキャストがいいのでつい期待した。
ロバート・アルトマン監督「ショート・カッツ」はなかなか面白く、群像劇がどう収束するのかなという期待とともに、3時間もの長い作品を飽きずに見ることができたが、まあそこそこ。
結局全て◯印が付くまでには至らず。当然ベストテンには入らない。友人Mから貰ったクリント・イーストウッド監督「運び屋」にも期待したが、これも面白かったのだけどベストテン圏外。
今年も残り1ヶ月を切った中で、これはというような作品に出会える可能性は少ない。2019年のベストテンはあまりたいしたことになりそうにない。