友人たちの入院ラッシュ

武蔵野市の友人Mがまた入院。腹に水が溜まってしまい、それを抜くためである。何リットルか抜くらしい。肝臓の不調から水が溜まるのかもしれないということだが、はっきりした理由はわからない。

友人は6月に痔の手術で順天堂に入院したばかりだが、今回はかかりつけの近くの日赤。色々な持病を抱えているのでちょくちょく日赤に通っているし、もう何度も入院しているから慣れたものである。看護師さんにも顔見知りが多く、院内のローソンの店員さんとも挨拶をして二言三言話をする仲だ。

いっぺんに大量に抜くと、腹圧とかあちこちのバランスが狂うらしく、3,4日かけて徐々に水を抜くということで入院したのだが、超音波などでよく調べてみると溜まっていた水が減っているようで、針を刺して抜くことはやめて薬剤で対応するようだ。ただ熱があったりするので、予定通りの日数は入院を続けて検査などする模様。

もともと水を抜く以外はヒマだったわけだが、抜かなくなったので余計にヒマになったはずである。他には特にやることもないのだから、ぶらぶらしているだけであり飽き飽きすることだろう。もっともここ数年、毎年入院しているから、もしかしたら入院生活も手慣れたものなのかもしれない。病院にいると、9時10時にはちゃんと眠くなるらしいし。

今年は、友人たちの入院の知らせを聞くのがこれで6回目である。やたら多い。幸い生きるか死ぬかというような危機的な状況のものはなかったからいいけど、それにしても入院ラッシュである。どうも同じ人に病気が集中するなあという気がする。

この間獨協医科大学病院に入院した友人Nは、白血病、心臓手術2回、パセドウ病、貧血、その他諸々で何度も入院しているし、今回の友人Mは主なものだけでも大動脈解離で死にかけ、肝性脳症で意識不明になり、腎臓の透析を受けているし、リウマチにもなっている。

いつも遊びに来る友人Yは、朝はコーヒー、昼は抜き、夜は毎日コンビニのサンドイッチとカップ麺という、とんでもない食生活を送っているにもかかわらず、至って健康である。私も毎日酒を飲んでいるし、健康診断はもう20年くらい受けてないけど、健康保険証は歯医者以外10年以上使っていない。10年ちょっと前に五十肩で整形外科に通ったのが最後である。

健康な人はまるで健康だし、病気の人はあちこち傷んでいるのである。病気を多く抱えている人からすれば、不公平感も甚だしいことである。

しかし幼い頃に自動車にはねられて死んでしまうなどという人もいるわけだし、市川海老蔵の奥さんのように30そこそこでガンで死んでしまう人もいる。あんまり深く考えると、人生は虚しいということになってしまうから、なるべく楽天的に過ごした方がいいのだろうと思う。

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