「日曜美術館」と「美の巨人たち」

この間「日曜美術館」のギュスターヴ・モローの回を見ていたら、パリの国立ギュスターヴ・モロー美術館の入り口に、フランス語、英語に続いて日本語で「扉を押して開けて下さい」と書いてあった。よほどたくさんの日本人が訪れるのだろう。

Eテレ「日曜美術館」とテレ東「美の巨人たち」をときどき見る。番組表で見て面白そうな企画のときに。録画して見ているので、気に入った回は消さずにハードディスクにしばらく残したりもする。美術番組はほぼこの2つしか無い。

実際に行われている企画展と同時期に同じテーマで放映することも多いので、美術館に行く前に番組を見て予習しておくのもいい。

「日曜美術館」は数人の出演者による評論形式で1人のアーティストを取り上げることが多く、「美の巨人たち」はストーリー仕立てで1つの作品を取り上げることが多い。「日曜美術館」はNHKらしい構成だと思えるし、「美の巨人たち」は民放ならではの取り組みだと言える。どちらもそれぞれ面白いし、数少ない貴重な美術番組なのだ。

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