卓球もボールボーイ制になった

世界卓球2019が始まっていてチョコチョコ見たりしている。期待の持てる選手が多く、またいい試合をするので見ていて楽しい。ブダペスト(ハンガリー)の試合会場の雰囲気もいい。

ところでいつの間にか卓球もボールボーイ制になっている。テニスと違って、以前は後ろの方に球が転がっていっても選手が自分で取りに行っていたのだ。しかし最近は台の周囲なら選手が拾うものの、後ろに転がっていったものは取りに行かない。

フェンス際まで行ってしまった球を取りに行くのは時間もかかるし、テニスみたいにすればいいのにとずっと思っていたから、これは良いことだ。しかし選手が自分で球を取りに行っていたのには、それなりの理由があったのだ。

卓球は微妙な変化が大きく影響するので、球のちょっとした違いが打ちにくさにつながるらしい。ボールボーイ制になったので、次のプレーの球は審判から渡されることになる。球が替わるのである。これを嫌って、自分で球を取りに行くことがずっと行われていたわけなのだ。

ボールボーイ制が行われるようになったということは、この点が改善されたのかもしれない。球の製造精度が上がってバラつきが少なくなったとか、厳しく選別した球を使うとか。制度変更の裏にはそれなりの理由があるはずなのだ。

試合時間が延びると困るテレビ界からも、強い要請があったことは想像に難くない。かつては試合時間短縮のため、バレーボールのサイドアウト制がなくなるという、ルールの変更さえあったのだから。

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