バニラ・スカイ

雪の積もった街中をトム・クルーズとペネロペ・クルスが寄り添って歩く場面が、ボブ・ディランの「フリーホイーリン」というアルバムのジャケットによく似た雰囲気だなと思って見ていたら、映画の最後に本当にこのジャケットを意識した映像だったことがわかった。いい感じの画なのだ。

しかし映画自体は期待したほどではなかった。原案はアレハンドロ・アメナーバルだし、もうちょっと凝ったところのある作品なのかなと思ったのだが。確かにアメナーバルらしいところは、あることはあるけど。

若くして父親から受け継いだ出版社を経営するデヴィッド(トム・クルーズ)は、パーティで出会った親友の友人ソフィア(ペネロペ・クルス)が好きになる。親しげに話す二人をジュリー(キャメロン・ディアス)はじっと見つめていた。ジュリーをセフレと思っているデヴィッドだが、ジュリーは真剣だったのだ。自分の車にデヴィッドを乗せると、ジュリーはアクセル全開で壁に突っ込むのだった。

2001年製作。キャメロン・クロウ監督、カート・ラッセル、ジェイソン・リー、マイケル・シャノン出演。

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