動物で人の臓器を作る

文科省が指針を改定して、人の臓器を持つ動物の出産が解禁されたそうだ。動物の受精卵に人の細胞を注入して、人の臓器を持つ動物を作るのである。

これはどういうことかというと、動物を使って人の臓器を作る研究を進めるということなのである。そして将来的には作った臓器を人に移植する。SF映画みたいなことを、今後行うということなのだ。これもiPS細胞を使った研究の1つなのである。

何十万人もいる透析患者の腎臓、あるいは肝臓、心臓、膵臓など臓器の需要は非常に多いはずだ。この方法で臓器が簡単に作れるということになると、臓器は交換可能なパーツとういうことになる。

実現するにはまだまだ時間がかかるし、移植の体制や費用など、解決しなければならないことはたくさんあるだろうけど、臓器に深刻な問題を抱えている患者には希望の持てるニュースである。この先、医療の景色もずいぶん変わるのかもしれない。

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