SACDを知らない人たち

先日の新年会の際に、尾崎亜美のファンである友人IにSACDが発売されていることを伝えると、「SACDって何?」と言われてしまった。以前友人Yにも同じことを言われた。オーディオ好きの私からすると、衝撃の一言である。SACDの発売からもう20年近く経つのに、知らない人も結構いるのだねえ。

SACD(SUPER AUDIO CD)はCDの上位規格で、周波数帯域が広く、ダイナミックレンジも大きい。要するにCDよりも音がいいということだ。CDと同じサイズのディスクだが、再生するにはSACDプレーヤーが必要である。

友人が尾崎亜美のCDを持っているのは知っているが、限定発売だしファンだからSACDも持っていたいかもしれないなと思って伝えたのだけど、そもそもSACDが何であるか知らなかったくらいだから、必然的に必要ないという答えが返ってきた。音質にはあまり興味がないようだ。

発売当初はソニーのSACDプレーヤーのCMもやっていたし、どういうものであるかくらいは一般的にも認知されているのかなと思っていたが、そうでもないのかもしれない。まあ今はMP3など圧縮音声の時代だから、それを主に聴いている人たちにとってSACDは無用の長物なのだろう。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。