羽生さんとの対戦は楽しいらしい

将棋の羽生さんといえば、先日27年ぶりに無冠になったと報じられた大棋士である。27年ぶりに無冠ということは、逆に27年間も何かしらのタイトルを保持していたということである。しかも3冠だの4冠だのということもしばしばあったし、全部独占してしまったこともある。

今まで獲得したタイトルが99期もある大変な強敵なので、棋士の皆さんはできれば対戦は避けたいのかと思いきや、まったく逆なのだそうだ。羽生さんとの対戦は楽しいらしい。どんな手が出てくるかとわくわくする気持ちがあるらしいのだ。

棋士というのは勝負師であるけれど、研究家という側面もあるから、対戦を通じて新しい手、新しい局面が現れるということが楽しいのだろう。羽生さんとの対戦は、その可能性が高いらしい。だから対戦を楽しみにしている人が多いということになる。

しかしその役目はこれから(あるいはすでに?)藤井7段に移っていくのかもしれない。思いもかけないような手をちょくちょく出しているようだから。

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