松之山温泉の旅2/星峠の棚田、小嶋屋総本店のへぎそば、美佐島駅、ミティラー美術館、寿々来

のんびり朝風呂に入って温泉宿の朝食。普段は食べないので、年に1回の朝食だ。木箱の中の細々したおかずがご飯を進ませる。いつもは家で1日に茶碗半分しかご飯を食べないのに、朝から2杯も食べてしまった。

宿を出て、目指すは「星峠の棚田」。2009年のNHK大河ドラマ「天地人」のオープニングで使われた、この辺で一番有名な棚田である。奥まった場所にあるので、誰もいない、対向車もほとんど通らない道をひた走る。

こういうこげ茶色の木造家屋が多い。

今回の星峠の棚田

5年前に撮ったもの。水が張ってあって、こっちの方が風情がある。

道端に山葡萄。

花なども。

すすきが非常に多く、秋っていう感じがする。

棚田の後は「道の駅まつだいふるさと会館」で土産探し。ここはまつだい駅と合体している珍しい道の駅だ。弟に頼まれた「またたびの塩漬け」を購入。

線路の向こうにはオブジェがいくつか。右側のは草間彌生「花咲ける妻有」。

ひと山越えて、十日町市の小嶋屋総本店で昼食。人気店だけにまた順番待ちだ。

道路の反対側ではコンバインで刈り入れの真っ最中。

けっこう沢山待っていたが、回転がいいのか15分くらいで席に案内される。名物のへぎそば4人前と栃尾の油揚げ、玉子焼きを注文。へぎそばはつなぎに布海苔を使っていてコシが非常に強い。へぎとは、そばが入っている木の箱のこと。栃尾の分厚い油揚げも久しぶりだ。うまくて満足。

十日町駅の近くを通ると「道の駅クロステン」があって寄ることに。そういえばここも5年前に寄ったのだった。まつだいよりこっちの道の駅の方が大きくて品揃えがいいのをすっかり忘れていた。

昨日飲んだ八海山の焼酎「よろしく千萬あるべし」が道の駅まつだいでは約2000円で、ここでは約1200円で売っているが、どっちが本当なのだろう?

道の駅の隣には「越後妻有交流館キナーレ」という建物があって、こっちにも入ってみる。真ん中が抜けた口の字型の建物で結構大きい。催事スペース、カフェ、レストラン、温泉などがある。「十日町市下水道フェア2018」というのをやっていた。

ネージュというゆるキャラと下水道フェアのお姉さん。カエル模様のバンドエイドや排水口ネットをもらった。

道の駅を出て次の目的地「ミティラー美術館」を目指して走っていると、偶然美佐島駅を発見。ごく最近テレビで見たばかりの建物が急に現れたので驚いた。「笑神様は突然に」という番組で鉄道BIG4が訪れていたのだ。

美佐島駅の周囲には、当然あるべき線路が見当たらない。それもそのはずで、ホームは地下にあるのだ。地上にあるのは駅舎だけ。

無人駅だけど、暖房付き、畳敷きの待合室があり、観光案内の展示で「ミティラー美術館」も紹介されている。

せっかくだから下まで行ってみるが、ホームへは入れない。ホームに入ってくる電車の風圧がすごくて危険なので、電車が停車してからじゃないとホームへの扉は開かないのだ。ガラス窓から柵が少し見えるだけ。

運行する本数は1時間に1本程度である。1両か2両での運行らしい。

この観光路線図?の題字や駅名は片岡鶴太郎が書いたもの。

美佐島駅からしばらく走り、本道からそれて細い道を山の中に入って行ったところに「ミティラー美術館」が現れる。廃校を利用した美術館ということである。インドのミティラー画というものを主に展示しているはずで、絵も見たいが、変わった小物でもあったら買いたいと思って来たのである。

ところがなんと入口には「臨時休館中」の張り紙が。よく見ると休館の日程は過ぎているが、人気が無く張り紙も張りっぱなしで営業しているように見えない。電話をすれば見られるようなことが書いてあるが、一部しか見られないということだし、そこまでして見なくてもいいかということで今回はやめておく。

車の中で松之山温泉の「志んこ餅」を食べて出発。

また美佐島駅の前を通ったので、紹介されていたミティラー画を撮っておく。

十日町市の郊外を走っていると、1階がコンクリート造りの車庫で、その上に木造の2階建てという変わった構造の家が多く見られる。この辺は2mくらい雪が積もるから、そういった関係かもしれない。

帰りの高速に乗る頃には怪しい雲行きになってきた。

栃木市の「寿々来」で夕飯を食べて解散。今シーズン最初のカキフライ定食。サラダが意外とボリュームがある上にキャベツの千切りも。

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