かなり前だけど、１５年ぶりくらいにステイシー・ケントのCDを買った。「チェンジング・ライツ」というアルバムである。FMで聞いたタイトル曲がなかなか良かったので、アルバムを試聴してみたら非常にいい感じだったのだ。値段も１３００円程度と安かったし、これはもう買うしかない。
ステイシー・ケントは囁くように歌うのがいい。声を張り上げないので静かにゆったり聴きたいときにピッタリなのだ。ボサノバも何曲か入っていて、夏に聴くのも良し、冬にしみじみ聴くのも良し。
新品はもっと高いと思っていたので、まずオークションで中古を探したら昔のアルバムが高価になっているのに驚いた。私が持っていたCDはとうに処分してしまったが、これならずっと持っているんだった。
昔、池袋に「イケオン」というオーディオショップがあって、そこでのオーディオ機器の試聴会のときにステイシー・ケントのCDをよくかけていた。試聴会を仕切っていた蓮見さんのお気に入りだったようだ。蓮見さんはうどん界でも有名で、All About Japanに記事をたくさん書いているし、うどんの書籍もいくつか出している。そしてさいたま市に「寿庵」という店も出しているのである。
https://tabelog.com/saitama/A1101/A110103/11028810/
オーディオのときからうどんの活動もしていたようだが、ショップが閉店してしまったので完全にうどんの人になったのである。高級オーディオからうどんへ。まったく違う方面への転職とも言えるわけで、面白い経歴である。機会があったらぜひ食べに行きたい。
