ほどほどであきらめて手打ち

AKGのヘッドホンK240Mk2のエージングを始めて30時間ほど経つが、あまり変化したという気がしない。多少のほぐれはあったようだが、本質的な変化はあまり感じられない。やっぱり生々しさが足りないのだ。この機種はこういう音なのだと思う。

破綻のない音ではある。高域が刺さることもない。調和のとれた音なのかもしれない。しかしどこか物足りないのだ。もう1つベールを取り去りたい。

そういう意味では、私の好みはゼンハイザーなのだろう。今までゼンハイザーのイヤホンをいくつか使っているが、AKGに比べてシャキッとした音だと思う。AKGには無いキレがある。調和のとれた円満な音ということならAKGに軍配が上がるだろうが、生々しさならゼンハイザーだ。

ということでエージングに期待するのはあきらめてiPodのイコライザーをいじっていたら、classicalがなかなかフィットすることに気づいた。今までずっとイコライザーはオフで使っていたのであるが、K240Mk2の物足りなさをclassicalがかなり補ってくれるのだ。

なのでこのヘッドホンに関しては、イコライザーの補正で一件落着とする。もともとソースはiPodの256kbpsの音源なんだしね。きちんとしたCDプレーヤーとヘッドホンアンプを使えば、また違った結果になるのかもしれないが、iPodで使いたいのでこれ以上追求しても仕方がないだろう。

これ以上を求めるとなるとヘッドホンアンプを導入するとか、さらにはゼンハイザーのHD650(かなり高い)の購入とか、エスカレートするのは間違いないからだ。今のところは、この辺で手打ち。後で急に気が狂って高級機導入となるかもしれないが。

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