チャイニーズ・ゴースト・ストーリー

気がつけば「チャイニーズ・ゴースト・ストーリー」もすでに30年も前の映画になってしまったが、先日久しぶりに見てやっぱりいいなと思った次第。所々あれな部分はあるけれど、悲恋のラブストーリーなのである。

ツォイサン(レスリー・チャン)は旅の途中で古寺に泊まり、琴の音にひかれるままに美しい女、シウシン(ジョイ・ウォン)に出会い恋に落ちる。しかし寺の裏手に住むというシウシンは実は幽霊であり、ボスのロウロウに命じられて人間を捕まえていたのである...。

幽霊のシウシンがとてもはかなく美しい。切ないメロディの音楽もいい。映画としてはコメディのようなホラーのような、しかし話の中心はあくまでラブストーリーなのだ。

ジョイ・ウォンはこの映画で大人気になり、その後「チャイニーズ・ゴースト・ストーリー2」「チャイニーズ・ゴースト・ストーリー3」も作られた。

レスリー・チャンも「チャイニーズ・ゴースト・ストーリー2」に主演したが、3はトニー・レオンに交代。レスリー・チャンの2003年の投身自殺のニュースには非常に驚いた。

チン・シウトン監督、1987年製作。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。