タカタ株の乱高下が面白すぎて目が離せない。参加しているわけではないが、今日は朝からずっとタカタ株の板を見続けている。自分の取引どころではない。こんなショーは滅多に見られるものではないから、今日はずっと鑑賞会だ。
今月7日に上場来安値の15円をつけた後、異常な値上がりをしているからチョイチョイ覗いてはいた。昨日はストップ高。今日もストップ高155円まであとわずかの150円で寄り付いた後、76円まで急落し、そこから120円くらいまで急速に戻してまた下げて、結局前場は97円で終了。後場はまた120円まで戻し、その後ダラダラと下げ続ける展開に。終値は82円。
板を見ながら掲示板のスレッドも見ているが、投稿が多すぎて読みきれないほど大盛況である。タカタ株の行方に興味津々の人たちが大勢いるのだ。
タカタ株は上場廃止が決っている整理銘柄で、今月27日には取引できなくなる。100％減資になるから、最終的に株価は1円になるのが普通である。だから通常こんなに上昇することはなく、高くても数十円程度のマネーゲームに終始し、徐々に1円に向かっていくものなのだ。それがこんなに高騰しているから、注目を集めているというわけだ。あり得ない株価になっているのである。
もう価値の無い株だから本来値はつかないはずなのだけど、上げ下げの利ざやで儲けようという思惑で株価は動く。度胸がモノを言う世界で、大儲けの可能性もあれば、大損の危険もある。私などは見ているだけで、恐ろしくてとても手は出せない。手は出せないけど、見ている分にはとても面白い。これから先どのような展開になるのか。取引最終日まで目が離せないのだ。
