第2回介護・高齢化対応度調査で東京都板橋区が全国第1位になったのだが、なんと栃木県小山市が第2位だった。しかも第1回の調査では1位だったそうで、そういえばここ数年で、介護施設などが雨後の竹の子のようにあちこちにたくさん出来ている。本当にびっくりするくらい増えたのだ。これだけたくさん作ると全国で1位や2位にもなるのだなと、驚くやら納得するやら。
しかし対応度といっても、単に箱を増やしただけなのかもしれない。サービスは充実しているのか、費用は妥当なのかはよくわからない。そこでどういった内容の調査なのか調べてみると、「医療・介護」「生活支援・予防(健康づくり)」「高齢者の社会参加」などについて幅広く聞き、点数を付けてランキング化したものであり、実施したのは日本経済新聞社だった。どうやら箱を増やしただけではダメなようである。
「医療・介護」「生活支援・予防(健康づくり)」というのはまあケア関係だろうが、「高齢者の社会参加」とはどういうことか。
小学校の集団下校のときに、年寄りが街角に立って道路の横断を助けたり見守りなどしているが、ああいうのが「高齢者の社会参加」なのだろうか。それとも年取ってもまだまだ元気に働くことができる、働く環境があるということか。その辺がちょっとよくわからないが、老人が家に閉じこもらないで外で活動できるようにする、という方向で環境を整えるのかなと思う。
まだ介護などの問題に直面していないので実感は無いが、特に「医療・介護」はいざというときに本当に役に立つのだろうか。お金があれば、という前提条件が付くのなら、あまり意味が無いような気もする。