バードマン

なかなか面白かった。今年のベストテンに入るかもしれない。しかし共感はできない。人生に生きる意味を求めるのはムダなことだと思う。意味などは無い。生物が生きているのは、子孫を作って次世代につなげるためだけだ。全生物の中で、人間だけが生きる意味を求めようとする。

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人生の意味を求めて煩悶しても仕方ないのだ。元々意味は無いのだから。どうにかこうにか理屈付けをしても、それは空虚なこと、あるいは自己満足でしかない。しかしそれを求めて悩み彷徨する様は物語として面白い。だからこういう作品が成立する。

でもこのラストはちょっといただけない。ファンタジーに持っていくのはいかがなものか。解放されたと言いたいのかもしれないが、ちょっとね。まあバードマンだから仕方ないか。

お気に入りのアンドレア・ライズブローが出ているので少し加点。

2014年製作 アレハンドロ・G・イニャリトゥ監督、マイケル・キートン、エドワード・ノートン、アンドレア・ライズブロー、ナオミ・ワッツ、エマ・ストーン主演

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