都内めぐり2(上野動物園、ウルビーノのヴィーナス)

上野動物園は、みどりの日は無料なのだそうだ。全然予定にはなかったが、無料と聞いては素通りするわけにいかない。急きょ動物を見ることにしたが、中に入ると非常に混んでいて思うように動けない所も。連休でしかも無料だから混んでいるのも当たり前なのだが、いくつかは見るのをあきらめた。


さて1時間程度で動物園を後にすると、やっとお目当ての国立西洋美術館の「ウルビーノのヴィーナス」展へ。絵画や彫刻など沢山のヴィーナスが展示されていたが、やはりティツィアーノ作「ウルビーノのヴィーナス」が抜きん出て素晴らしかった。絵の前に立つと、ふくよかで滑らかでエロティックなヴィーナスがこちらを見つめている。


イタリア、フィレンツェのウフツィ美術館に収蔵されている作品だが、日本で見られる機会はもう無いだろう。よく貸し出したなと思うほどの重要な作品なのだ。ルーブル美術館の「モナ・リザ」も2回しか貸し出したことがないそうだが、そのうちの1回が日本なのである。日本は名画の借り受け大国と言えるかもしれない。

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