ドラゴン・タトゥーの女

40年前に疾走したある富豪の孫娘の調査を、裁判で負けて名誉毀損の罪が決まったばかりのジャーナリストが引受け謎を解き進める、というのがメイン・ストーリーである。調査の依頼主はその富豪。
ただ謎解きをするだけなら、2時間半を超える長さのこの映画はしんどいかもしれない。しかし題名となっているドラゴン・タトゥーの女のエピソードが随所に散らばり、後半は調査に協力することになるので飽きずに見ていられる。この映画を見ながら自分で謎解きを考えると、登場人物も多いし頭が痛くなるが、そういう無謀なことは考えずただ眺めていればなかなか面白い作品である。
まずオープニングの映像がカッコイイ。SF映画かなと思うくらい。そしてドラゴン・タトゥーの女。ぶっきらぼうで鼻ピアスをした感情の無いようなこの女がだんだん魅力的に思えてくる。やくざな格好の姉ちゃんがだんだん女の子に見えてくる。
007で鳴らしたダニエル・クレイグだが、完全にこのタトゥーの女ルーニー・マーラに食われてしまった。また謎解きの部分が同監督の「セブン」にちょっと似ている。
他にクリストファー・プラマー、ステラン・スカルスガルド、スティーブン・バーコフ出演。
2011年製作、デヴィッド・フィンチャー監督。

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手のひらは添えない

ぐるぐるナインティナインを見ていると、「ゴチになります」のとき江角マキコが料理を食べる際にいつも手のひらを上に向けて料理の下に添えている。背筋を伸ばし、指もピンと伸ばして正しき姿勢という雰囲気だ。
しかしこの手のひらを添えるというのは、実はマナーとしては間違っている。こういう時は小皿ないし懐紙を使うというのが正しいマナーなのだ。現代は懐紙というものがもう無いから、使うとすれば小皿である。手のひらということではないのである。
例えば刺身につけた醤油がポタポタ垂れそうだったら、醤油の小皿を口元に持ってくれば良い。そのために小皿なのだ。手のひらを添えてそこに垂れてしまったら、何かで拭かなければならなくなってしまう。
手のひらを添えるというのが正しい食べ方だと思っている人が多いと思うが、実は全然違うということを知った方がいいだろう。
では小皿が無い場合はどうするか。それは要求すれば良いのである。そもそも汁が垂れるような料理に小皿を用意しないというのは、料理人、あるいはもてなす側に見識がないということなのであるから。

小山のコジマ

しばらく前にコジマはビックカメラの傘下となり、不採算店は整理統合されつつある。2週間くらい前にコジマに行くと、売り場に売り尽くしの札が貼ってあったのでついにここも閉店かと思ったが、よく見ると店内改装のためということだった。今は改装も終わり、パワーアップ・オープン・セールとかをやっていた。小山のコジマはなんとか生き残ったようだ。
私はいつもシャープの「マルチレシーバー」というプリンタ用紙を使っているのだが、小山でこれを売っているのはコジマだけなのだ。だからコジマが無くなると非常に困る。これからも小山店が存続するらしいのでホッとしているのである。
安売りのプリンタ用紙はは298円。マルチレシーバーは470円。どちらも500枚の値段である。安売りの用紙に比べるとマルチレシーバーは結構高いが、印字品質が全然違う。安売りのはにじんだりするのだ。特に文字のにじみは気になる。マルチレシーバーにはそういうことがない。なので多少高くても使っている。品質の勝利である。
しかしこれがなぜかコジマにしか売ってない。ヤマダ電機にもケーズデンキにも置いてないのである。宇都宮でもそうだった。だからコジマには存続してもらわないと困るのだ。宇都宮ではコジマの本社が見えるところに住んでいたし、愛用のマックの取り扱いもほとんどコジマだけだったから応援したい気持ちもある。
これからの巻き返しに期待しているのだ。

リッツチーズサンド

友人がうまいというので買ってきてみた。ドラッグストアに買いに行ったら、ちょうど安売りしていて158円。
チーズクリームが案外マッチしていてなかなかおいしい。絶妙の組み合わせと言えるかもしれない。いい味だと思う。
しかし、しょっぱいのである。非常にしょっぱい。なんでこんなにしょっぱくするのか。味はとてもいいのに、しょっぱ過ぎる。こんなの食べてたら、頭の血管が切れて脳溢血になりそうだ。
せっかくチーズクリームがいい感じなのに、なんとももったいない。もう少し塩分控えめだったら定番のおやつでもいいなと思うけど。

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予想外の大幅上昇

今日の株式相場は午後からガラっと様子が変わった。前場は先日の終値とほぼ同じくらいで終了したのだが、後場に入ると急に日経平均は急上昇、一気に100円以上も上ったのだ。
これはEUのファンロンパイ大統領が、欧州の民間銀行に欧州安定メカニズム(ESM)や欧州金融安定基金(EFSF)から直接資本注入できることになったと発言したからだ。政府を通さずに直接銀行に資金を入れるということで、スペインなど政府債務が重くなっている国の銀行に資本注入しても、政府の債務が増えないで済むことになる。
今回のEU首脳会議では欧州危機に対する具体的な対応策は出ないと思われていたので、ファンロンパイ大統領の発言はポジティブ・サプライズとなり、ユーロが買い戻されて円安になって株価が急上昇となったのである。
昨日大幅上昇した後だし、今日は週末ということもあって下落して終わると思っていたのだが、思わぬことで連日の大幅上昇ということになった。日経平均も9000円台回復したし、今夜の欧州、アメリカも大幅に上昇するだろう。
なかなかいい週末となった。

ヒアアフター

微妙な内容の映画だが、一気に見させる力を持っている。さすがイーストウッド監督だ。イーストウッド監督の作品にはハズレがない。いつもそれなりに納得できる内容があるのだ。
ジョージ(マット・デイモン)は子供の頃の病気がもとで霊界と交信できる能力を持っている。しかし彼はその力を積極的に使いたいとは思っていない。
一方ジャーナリストのマリー(セシル・ドゥ・フランス)はバカンスの最中、津波にあって九死に一生を得る。溺れて助けられるのだが、息を吹き返す前に見た死後の世界のような光景が忘れられない。
双子のマーカスとジェイソンはとても仲が良いが、兄のジェイソンが交通事故で死んでしまう。マーカスは霊能者を訪ね歩いて、ジェイソンとの交信を行おうとする。
やがてある日、3人はロンドンで引き寄せられるように出会うことになるのだ。
死んだ人と交信したりあの世が見えたりキワモノっぽいようだが、ごく誠実な内容の映画である。特にマーカスとジェイソンのエピソードは、ある程度予想がつくものではあるが、それでもグッとくるところだ。だから最後の方に持ってきている。
クリント・イーストウッド監督作品ではあるが、製作総指揮のスピルバーグの影も濃い。2010年製作。

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mac mini のメモリを増設

愛用のパソコン、mac mini のメモリを増設した。購入時の1GBから3GBに増やしたのだ。今まで複数のアプリケーションを立ち上げたりしているとメモリが足りなくなり、ハードディスクへのスワップが発生して急に遅くなったりしていたのだが、増設したことでそういうことが無くなりサクサク使えるようになった。かなり快適である。メモリは3千円ちょっとだったから、性能アップの割には安い投資だ。それに3GB分のメモリが3千円強で買えることも驚きだった。
現行のmac miniはメモリの交換が簡単なのだけど、私の機種はなかなか大変な作業なのである。そもそもメモリにアクセスできるようにはなっていないのだ。だからまず力技で外装を取り外すことから始めなければならない。外装カバーを外すのはかなり面倒で、わずかな隙間にヘラを差し込んで、基盤部分から外枠をグリグリと外さなければならない。プラスチックがしなって折れそうでビビる。

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やっとのことでカバーをはずすと、次はDVDドライブや冷却ファンが取り付けられている2階部分の取り外し。そうしてやっとメモリが見えてくるのである。写真左下の部分。

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メモリを交換したら、カバーをつけずにむき出しのまま起動してみる。メモリの不具合とか相性とかで起動しない場合があるから試してみるのだ。カバーをつけてしまうと、また取り外すのが大変面倒なので。
miniの下にあるのは同じデザインのハードディスク。

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無事起動し、ちゃんとメモリが3GBと表示されることを確認してからカバーを取り付けて作業終了。
以前から増設を考えていたけど面倒なのでずっと先送りにしていたが、今回重い腰を上げてやっと実施したというわけなのだ。メモリ増設の効果は絶大で、色々な作業が速くスムーズになった。
それと今まで本体が暖まってくると内部でペキッと音がしていたが、それが無くなった。どこかに無理がかかっていたのかもしれず、あの音がしなくなっただけでも精神衛生上大変よろしい。

買い物などに出かける

カゼもやっと抜けたことだし、買い物などしにその辺をふらふらと。天気はいいが、気温はそんなに高くないからシャツは長袖である。つい最近の暑さはどこに行ってしまったのか。
この間レンタルしたDVDのうち1枚が再生できなかったので交換してもらう。なんか汚れがこびりついていて、メガネ用クロスで拭いてもダメだったのだ。レンタル期間が一週間延びたのでゆっくり見られる。
スギ薬局というドラッグストアに行ったら、最近ひいきにしている湖池屋のポテチ「ガーリック」を恒常的に安く売っているのを発見。88円。
自転車を買い換えて26インチから27インチにしたせいか、スピードがのってくるとペダルが軽い。もう1段重いギヤが欲しいくらい。
今日くらいの天候だと、暑くもなく寒くもなく汗もかかずに気持ちがいいのだけど。

カゼ気味の週末

この週末はカゼ気味で何もできなかった。寝込むほどではないのだけど何もする気にならない。熱っぽくて頭がすっきりしないし、ちょっと寒気もする。なのでテレビを見たり本を読んだり昼寝をしたりしただけ。自転車でフラッと出かけるのに良さそうな天気だったのにもったいないことをした。朝食用のパンとか酒とかも買ってきたかったのだけど。
体調はイマイチだけど、欧州問題が一時的にせよ沈静化してきたから良しとするか。

モールス

バンパイア映画としては面白い切り口の映画である。ホラーというより少年と少女のピュアな恋がテーマなのだ。
少年(オーウェン)の住むアパートに少女とその父親らしき2人が越してくる。そのうちに話を交わすようになる二人。どこか淋しげな少女の名はアビー。この頃から町では血液を抜かれた死体が発見されるようになる。
アビーがバンパイアと知ったオーウェンはどうするのか。そしてその結末はどうなるかというのが興味あるところ。ラストはある意味ファンタジーと言えるかもしれない。
スウェーデン映画「ぼくのエリ 200歳の少女」をリメイクしたものだそうだが、元の映画の方は知らなかった。
2010年製作、マット・リーヴス監督。コディ・スミット・マクフィー、クロエ・グレース・モレッツ、イライアス・コティーズ、リチャード・ジェンキンス主演。

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