もうしばらく美術展に行っていない。実物の作品を見たのは、一昨年の８月に鹿沼市の川上澄生美術館に行ったのが最後だ。コロナ前は年に２、３回行っていたけど、もう全然行かなくなってしまった。
コロナ発生後はそもそも美術展が開かれなかったし、その後も入場制限したり予約制になったりする所もあり、気軽に見に行こうという雰囲気でもなかった。
それに昨年、よく一緒に行っていた友人が東京から故郷に帰った上に、亡くなってしまったので、都内に遊びに行かなくなってしまった。主な美術展は東京で行われるので、東京に行かないということは美術展にも行かないということになる。
都内に遊びに行くには、電車に乗っている間ずっとマスクをしていなけれならないし、着いてからも田舎と違って人があふれているから、一日中マスクをすることになる。普段、買い物等で店に入るときくらいしかマスクをしないから、長時間マスクをするのは苦痛である。今の状況では東京に遊びに行くというのは考えられない。
再び美術展に行けるのは、行く気になるのはいつになるのだろうか。小山から比較的近い、宇都宮の県立美術館や市立美術館の常設展示にもいいものが結構あるが、以前にもう散々見たので、面白そうな企画展でも無ければわざわざ行こうという気にもならないし。美術品に接することができるのは、まだまだ先になりそうだ。
