6月なのにもう梅雨明け!

昨日、関東甲信越地方の梅雨明けが発表された。まだ6月なのに。関東甲信越地方としては観測史上最速の梅雨明けである。

例年より20日ほど早い梅雨明けは何をもたらすか。まず日照時間が長いということ。雲で太陽が遮られているはずの日、雨で地面が冷やされるはずの日が例年よりずっと少ないのだから、地面がかなり暖まる。地面が暖まれば必然的に暑くなる。なので今年の夏は猛暑の夏になるはずだ。

相変わらず外でもマスクをしている人が多い中で猛暑になると、熱中症が増えることになるから、これに注意しなくてはならない。今までマスクしろしろと散々脅かしてきたのだから、今度は政府がマスク不要の呼びかけをもっと徹底する必要がある。

経済的には猛暑は本来プラスである。エアコンや扇風機などが売れるし、ビール等の食品も売れる。海やプール、避暑地も賑わう。しかし半導体不足や中国などのロックダウンの影響で部品が揃わず、生産できなくなるケースが数多くあり、せっかくの需要を生かせないかもしれない。

参院選も猛暑の真っ只中ということになり、投票率も上がらないだろうから与党に有利に働く。

やばいのは電力不足渇水だ。猛暑は必然的にエアコンの使用が増える。昨日は東京電力の管内で「電力需給ひっ迫注意報」が出ていた。「予備率」が5%を下回る見通しだったということである。ある日急に停電するということになるかもしれない。梅雨が短くロクに雨が降らなかったのだから、渇水は言うまでもない。今年の夏は電気不足、水不足に見舞われるのだ。

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