いつも都内で一緒に遊んでいた友人Mが秋田に帰り、そして亡くなってしまい、またコロナということもあってもう2年以上東京に行っていない。最後に行ったのは2020年の1月だ。
特に用があって行っていたわけではないのだが、新年会とか美術館で面白い企画展があったときなど、近年は年に2、3回遊びに行くことが多かった。
以前はもっと頻繁に行っていたのだけど、友人が病気になってあまり出歩けなくなり、なにしろすぐに疲れてしまうので、だんだん遊びに行く回数も減っていった。何度も入院したので、遊びに行くというより見舞いに行くということも増えた。
ずっと行っていないと、友人Mもいなくなってしまったことだし、なんだか行くのがもう億劫になってしまった。ネットで企画展を物色することもほとんどなくなった。
どこかに出かけるといえば、最近は友人Yが遊びにきたときだけ。それ以外はもうほとんど小山市から出ることがない。こうして行動範囲がだんだん狭まっていくのだろうか。歳をとるにつれて友人は確実に減っていく。自分の番が来るまで。