ロシアが外国企業を接収しても

ロシアは業務停止や撤退した外国企業の設備などを接収するとか、またリースしている航空機を返却しないとか、呆れたことを言っている。リースの航空機は500機程度あり、その損害額だけでも1兆円を超えるそうだ。

ロシアにあるトヨタや日立の工場は操業停止だし、ユニクロも営業停止する。その他にもポルシェ、イケア、ZARA、H&M、マクドナルド、など名だたる企業が営業停止、操業停止となる。それらを接収して経営権も奪うというのである。

民主国家ではあり得ないことだが、独裁国は考え方が違うようだ。しかしこんなことをすると当然ながら信用を失うわけで、今後誰も取引してくれなくなる。それは今回のウクライナ侵略が成功しても失敗しても同じことだ。

さてロシアが接収とかリース機を返さないとか、本当にそんなバカげたことをすると、進出している企業は莫大な損害を被るわけだが、それは西側の中央銀行預かりのロシアの外貨準備から弁済させれば良い。

他国と同じようにロシアもドルやユーロ、ポンド、円などを外貨準備として持っていて、通常の取引のため半分程度を各国の中央銀行に預けている。それが現在凍結されていて数十兆円程度あるから、その中から強制的に弁済させればいいのだ。ロシアがバカげたことを言い始めたのだから、遠慮することもない。

まあ本当に経営権を奪ったとしても、部品や商品も入らなくなるし操業や営業を続けることはできないのだから、単なる脅しであると思われるけど。プーチンもやることがだんだん子供じみてきた。

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