WTI原油先物が一時130ドルを突破!

昨日、WTI原油先物が一時130ドルを突破した。アメリカが同盟国と協調して、ロシアからの原油の輸入禁止を検討している明らかになり、供給不足への警戒感が高まったからである。去年の今頃は60ドル前後と、現在の半分くらいの水準だった。世界景気の悪化リスクを反映して、日経平均は一時1000円近い下落となった。

WTI原油先物とは、ニューヨーク・マーカンタイル取引所で取引されているWTI(West Texas Intermediate)というアメリカの代表的な原油の先物商品のことであり、原油価格の代表的な指標のひとつに数えられている。

ロシアによるウクライナ侵略が始まって以来、原油先物は急上昇しているが、とうとう一年前の倍になってしまった。一週間前に比べても30%もの上昇だ。ガソリン価格も上がり続け、現在はリッター170円前後になっているが、この一週間の急上昇はまだ織り込まれていないはずだ。もしかするとガソリン価格はいずれリッター200円ということになる可能性もある。

価格が上がっているのは原油だけではない。資源や穀物なども供給が不安定になり、取引価格は上昇している。日本でも今月に入り、多数の商品が値上げとなった。ロシアの侵略はウクライナだけでなく、全世界の経済にも多大な悪影響を及ぼしているのである。

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