最高のQB、NFLのトム・ブレイディが引退する

アメリカンフットボールNFLトム・ブレイディが現役を引退する。もう44歳だから、いつまでやれるかとは思っていたが、とうとうその時がきてしまったのである。もう来季からはブレイディのプレイが見られない。

ブレイディはNFL歴代最高のクォーターバック(QB)だ。ニューイングランド・ペイトリオッツを率いて6回、タンパベイ・バッカニアーズで1回、都合7回もスーパーボウルを制しているし、その他にも数々の記録を打ち立てている。

特に2001年〜2004年は4年間で3度もスーパーボウルを制覇して、ヘッドコーチのビル・ベリチックと共にペイトリオッツ・ダイナスティ(ペイトリオッツ王朝)を築いたほどの、抜群の強さだった。

クォーターバックはチームの要であり、クォーターバックの良し悪しで勝率はまったく変わる。2019年にブレイディがバッカニアーズに移籍すると、ペイトリオッツは2020シーズンに20年ぶりに負け越し。逆にバッカニアーズはブレイディを迎えてスーパーボウルを制覇した。

こんな素晴らしいクォーターバックを、ペイトリオッツは2000年のドラフト6巡目、全体199位で指名し獲得したのだからラッキーだ。そしてすぐ翌年、2001年シーズンにスーパーボウル制覇となるのだから、どこに宝が転がっているかわからない。

ブレイディがペイトリオッツから移籍したのは意外だったけど、ペイトリオッツも次世代を見据えて若返りを図らないといけないから、これは仕方のないことだ。しかし移籍後すぐにバッカニアーズでスーパーボウルを制覇するなんて! しかも43歳で。

ちなみに今シーズンのスーパーボウルは2月14日。ロサンゼルス・ラムズ対シンシナティ・ベンガルズの対戦である。ブレイディは出ないけど、これは見逃せない。

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