英語は、学校で習うのと実際の会話では発音が違う

学校で何年も英語を勉強しても全然話せるようにならない、ということが以前から指摘されている。これはなぜなのか。色々考えてみると、原因と思われるようなことがちゃんとある。

例えば close your eyes だが、学校で英語を習った日本人は1語1語区切って「クローズ・ユア・アイズ」と言う。授業でもそう言うのだから当たり前だ。しかし現地の人は全部続けて closeyoureyes、「クロージュアライズ」と言うのである。

close your eyes を「クローズ・ユア・アイズ」と思っている限りは、相手の言うことが聞き取れない。だって相手は「クローズ・ユア・アイズ」とは言わないのだから。

join us だって、「ジョイン・アス」ではなく、くっつけて joinus、「ジョイナス」と言う。知らないと、別の言葉かと思ってしまう。

and の d なんて発音しないことがほとんどだ。「アンド」とは言わずに「アン」くらいで次の語に行ってしまう。「レディース アンド ジェントルマン」ではなく「レディース アン ジェントルマン」という感じ。

このように単語をくっつけて発音を省略したり変化する例はたくさんある。なのでこれを知っていたり慣れたりしていることが英会話には重要なのである。

学校の授業では単語をくっつけて発音することはないから、実際に話されている発音は習わない。学校で習うのは読み書き用の英語である。だから何年勉強しても会話ができないのだ。学校で習う英語と実際に話される英語はかなり違う。会話をするには、実際に話される発音を覚える必要があるのである。

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