マルエツにフルセルフレジが導入された。今までは通常のレジと支払いだけ自分でやるセミセルフレジの２本立てだったが、これらを少し減らしてフルセルフレジが８台入ったのだ。レジコーナーの風景がだいぶ変わった。
通常のレジよりセミセルフレジの方が行列が早く進むので、いつもセミセルフレジを使っていたし、とりせんではとっくにフルセルフレジが導入されていて慣れているので、早速新しいレジを使ってみた。
ところがいざ支払いの段になると、なんと現金が使えない。クレジットカードか電子マネーしか使えないのだ。しかもマルエツはイオン系なので、ワオンカードは使えるが、私がいつも使っているnanacoはダメなのだ。
仕方がないので、このコーナーに常駐している店員さんを呼んでキャンセルしてもらう。説明を聞くと、８台のうち４台は現金不可、別の４台は現金も使える仕様だとのこと。よく見ると、レジの上の方にそう書いたポップがあるが、そんなところをいちいち見ないから、全然気が付かなかった。
フルセルフレジは４台ずつ２列になっているのだが、１列が現金不可で、もう１列が現金も使えるようになっているのだ。最初に使ったレジをキャンセルしてもらい、もう片方の列のレジに移る。
レジを操作していると、同じようなことで店員を呼ぶ声が聞こえる。気の毒に常駐の店員さんはフル回転である。客が慣れるまで、しばらく店員さんは大忙しだろう。使う側からすると、全部現金を使えるようにすればよかったのにと思う。
しかし店側すれば話は全然違う。店としては、本当は全部現金不可としたいところだろう。なぜなら現金を扱えるレジの方が高価で手間もかかるからだ。
現金不可なら入金する部分もお釣りを出す部分も必要ない。入金したお金を内部に溜めておいたり、お釣り用のお金をプールしておく必要もない。閉店後にお金を出し入れする必要もない。現金不可のレジならずっとシンプルな構造になるので、かなり安くなるはずだし人手もかからない。
キャッシュレスは使う方も面倒が減るが、店側の負担が減るのが大きいのだ。クレジットカード等の手数料にもよるのだけど。
