ムジークフェラインとサントリーホールは対極

ムジークフェラインはオーストリアのウィーンにある有名なホールで、ウィーン・フィルハーモニーの本拠地となっている。一度だけ行ったことがあるが、とても柔らかい響きがして驚いた。心地よく美しい音のホールである。

それと対極にあると思われるのが東京のサントリーホールで、解像度の高い隅々まで見通せるような切れ味のある音である。これはこれで見事な音質だ。

ムジークフェラインはオーストリアにあるホールなのに、東京にあるサントリーホールより圧倒的に目にする機会が多い。なぜかというと、毎年ムジークフェラインで行わるニューイヤーコンサートをNHKで放映するからである。しかもご丁寧に必ず再放送までする。

毎年目にするといえば、渋谷のオーチャードホールもそうである。テレ東で放映する大晦日のジルベスターコンサートを毎年見るからだ。それに、ムジークフェラインとサントリーホールは一度ずつしか行ったことがないけど、オーチャードホールには何度も行った。

1990年代にモストリー・モーツァルト・フェスティバルという、数日間に渡ってオーチャードホールで行われるコンサートが毎年あって、それに何度も行ったからである。友人Mがこのフェスティバルのスポンサー企業の1つに勤めていて、チケットが手に入ったのだ。スター演奏家ばかりの豪華な演奏会で、その割にチケットがそんなに高くないのも魅力だった。

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