アン・リー監督は割とお気に入り

アン・リーは台湾出身の監督で、アカデミー賞やヴェネチア国際映画祭金獅子賞などをいくつも手にし、名監督との評価は不動のものとなっている。

私が見たのは「推手」「恋人たちの食卓」「いつか晴れた日に」「グリーン・デスティニー」「ハルク」「ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日」「ビリー・リンの永遠の一日」の7本。この中で特に「推手」と「いつか晴れた日に」(https://wp.me/p97Coi-5a)が気に入っている。

「推手」はせつない映画だ。行き場のない年老いた親と配偶者が折り合わない場合はどうしたらいいのだろう。「いつか晴れた日に」は格調高い恋愛ドラマで、もう雰囲気からして面白い。この2本はいずれまた見たいものである。

アン・リー監督は2000年代に入るとメジャーな作品を手がけることが多くなってきたが、私は初期のしっとりとした作品の方が好きだ。監督としては今の方が成功しているのだろうが、また初期のような作品を撮ればいいのにと思っている。

アン・リーという名前から女性だと思っている人もいるようだが、男性の監督である。

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