序列崩壊の大相撲

横綱は休んでばかり、大関は負けてばかり。このところの大相撲は全然シマらない。先場所は平幕の大栄翔が優勝した。2020年は徳勝龍と照ノ富士の、平幕の幕尻優勝が2回もあった。優勝するのは横綱か大関というのが当たり前なのに、ここ数年は半分くらいしか優勝できていない。年6場所のうち3場所は横綱、大関以外の優勝というのがもう3年も続いている。

いったい番付の序列はどうなっているのか。こう平幕ばかり優勝していては、番付上位者の権威もあったもんじゃない。力量の順に番付はできているのだから、本来上位者が優勝しなければならないはずだ。平幕が優勝するのは珍事に属する出来事であったはずなのだ。

そんな珍しいはずの出来事がこう毎年毎年起こるようじゃ、番付の権威もガタガタである。横綱が休んでばかりいるのだから、大関は優勝する大チャンスなのに、ここ3年での大関の優勝は昨年11月場所の貴景勝だけである。3年間でたった1回

休場ばかりの横綱も横綱だけど、大関陣もだらしなさすぎる。特に序盤で下位者に対してポロッと簡単に負けるのはいかがなものか。関脇、小結との力の差もあまり感じられない。

現在の横綱2人はどうみても今年限りである。それなのに今の大関陣は横綱になれそうな気配がまったく無い。今から急に強くなるとも思えないし、来年からは横綱不在の大相撲になりそうである。

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