ブーツ/ナンシー・シナトラ

ナンシー・シナトラ(NANCY SINATRA)の「These Boots Are Made for Walkin’」という曲が気に入って、他の曲も割と良かったのでCDを手に入れた。古いアルバムなので、中古をヤフオクで入手。60年代のアルバムだから古臭いっちゃ古臭いのだけど、でもその雰囲気も含めて意外な良さがあるのだ。ビートルズやローリング・ストーンズのカバー曲もあったりして、なかなかいいアルバムだと思う。

「These Boots Are Made for Walkin’」は、調子はずれのようなギターが妙に気になるというか、印象に残る曲なのである。ナンシーの抑揚のないボーカルがいい。しかしなんとしたことか、せっかく買ったCDよりもyouTubeの方が音がいいのである。youTubeの方は違うマスターなのか、それともイコライジングしてあるのかわからないが、結構違う。これではyouTubeの方を聴くしかない。

ボサノバ風アレンジの「As Tears Go By」もいい感じ。ローリング・ストーンズのカバーだけど、本家よりもいいかも。

ところで「These Boots Are Made for Walkin’」を直訳すると「これらのブーツは歩くために作られている」というような堅い文章になって、とても邦題として使えない。どうしたらいいかなと少し考えてみる。「ブーツで歩こう」、健康番組みたい。もっと意訳しないとダメだ。「ブーツを履いて」、これもピンと来ない。

調べてみると、正解は「にくい貴方」。やはりプロにはかなわない。原題なんかクソ食らえだ。原題のかけらもないが、当時セクシー路線で売り出していたナンシーのイメージとジャケットの雰囲気にピッタリ。

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