白い一日/井上陽水

アルバム「氷の世界」に収録されている曲。陽水の曲はほとんど自らの作詞作曲なのだが、この曲は珍しく小椋佳の作詞なのである。この詞がとてもいい。どうしてこのような詞が書けるのだろう。

前半はボーカルと複数のギターだけのシンプルなバラードである。その後終盤に入っていくるヴァイオリンが、まるで泣いているかのようで、いやが上にもこの寂しげなメロディーを盛り上げる。「泣きのギター」というのは聞いたことがあるが、泣きのヴァイオリンというのはあまり無いような気がする。

この曲は作詞作曲も素晴らしいが、編曲がまた素晴らしいのだ。ただこのアルバムの各曲の編曲は星勝なのだけど、どういうわけか「白い一日」だけ編曲者の記述が無いのである。なぜなのだろう。陽水が自分でやったってことなのか?

とにかく陽水の曲の中ではトップクラスに好きな曲である。

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